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用語解説
  • あいづせんそう

    会津戦争

    会津藩と維新政府軍との間に生じた戊辰戦争第四の戦役。会津藩は降伏したが、維新前に京都守護職につき維新志士を取り締まっていたこともあり、藩の人々はこの後長い年月に渡って政府から弾圧を受けることになった。
  • あへん

    阿片

    ケシの実から採取できる乳液状の樹液を乾燥させて作る麻薬。
    恐ろしいまでの禁断症状を引き起こすため、一国を滅ぼしかねない凶薬として強く禁じられていた。
  • おうかせいさく

    欧化政策

    欧米の文化を取り入れ日本が文明国であることを示し、不平等条約の改正を目指した政策。
  • いしんしし

    維新志士

    幕末期に改革を目指した武士たちの総称。しばしば薩摩(鹿児島)、長州(山口)、土佐(高知)、肥前(佐賀)、その他(水戸、福岡など)と、出身地別に5つに大別される。中でも薩摩は警察、長州は軍部内で絶対的権力を誇り、明治の官憲に二大勢力として長く君臨した。
  • おにわばんしゅう

    御庭番衆

    最強の隠密集団。江戸時代に活躍した密偵、間者の一種であり、中でも将軍直属の諜報機関として、他のどの隠密より戦闘術に長けた者によって構成されている。現代では忍び、忍者と呼ばれることが多い。
  • かえんといき

    火炎吐息

    御庭番衆・火男の技。胃に仕込んだ油袋と火打ち石の歯を使って火炎を起こす技。
  • かみやかっしんりゅう

    神谷活心流

    “人を活かす剣”である活人剣を志す剣術流派。神谷薫が師範代を務める。
  • かんりこうきょざい

    官吏抗拒罪

    官吏(役人や官人)に脅迫や暴行を加え、職務を妨害すること。
  • ぎゅうなべ

    牛鍋

    現代で言うところの「すき焼き」。庶民が口にできる西洋料理の代表的な食べ物で、人気を博した。
  • くものす

    蜘蛛の巣

    武田観柳が高荷恵に作らせていた阿片の通称。特別な精製法によって従来の半分の原料で作れ、依存性は通常の2倍にもなる。
  • さかばとう

    逆刃刀

    刃と峰が逆さになった刀。
  • ざんばとう

    斬馬刀

    馬ごと敵を斬るための剣。古いものなので切れ味は無く、左之助は叩き潰すように使用する。
  • しぞく

    士族

    明治維新後、武士階級だった者に与えられた身分。
  • しみんびょうどう

    四民平等

    平民も苗字を名乗ることが認められるなど、士農工商の身分差別を廃止しようとする考え方。
  • しょうぎたい

    彰義隊

    明治維新に際して結成された佐幕派の部隊。
  • じゆうみんけんうんどう

    自由民権運動

    板垣退助らの「民撰議院設立建白書」の提出をきっかけににおこった政治運動。国会開設や憲法改正、国民の政治参加などを主張した。
  • しんせんぐみ

    新撰組

    倒幕を目論む維新志士を鎮圧すべく、幕府によって集められた組織。実力派揃いの剣客が集った。
  • しんのいっぽう

    心の一方

    またの名を「居縮の術」。二階堂平法の奥義。暗示をかけ、金縛りのように身体の自由を奪う。
  • すんてつ

    寸鉄

    手のひらに収まるほど小さい隠し武器。
  • せきほうたい

    赤報隊

    慶応四年、鳥羽・伏見の戦いの直後に民衆・在野で結成された草莽部隊。官軍(維新軍)に先行して沿道諸藩を探り、また協力を促す「嚮導先鋒」の役割を担った。
  • せんげきらせんびょう

    穿撃螺旋鏢

    御庭番衆・癋見の技。螺旋状に溝が掘られた鉄製の鏢を指で弾き撃つ、貫通力の高い技。
  • そうりゅうせん

    双龍閃

    飛天御剣流の技のひとつ。剣と鞘を使った二段抜刀術。
  • とうぎさつ

    当義殺

    正当防衛のこと。
  • とりもの

    捕り物

    警察が罪人を取り押さえること。
  • にかいどうへいほう

    二階堂平法

    一文字、八文字、十文字の三段の型で構成される剣術。一、八、十の字画で「平」を成すことから平法と呼ばれている。
  • はいしゃとう

    背車刀

    背後で刀を持ち替え、予測不能な方向から斬撃を繰り出す技術。
  • はいとうれい

    廃刀令

    明治9年に布告された法令。武士や庶民らの帯刀を禁じた。
  • ばっとうじゅつ

    抜刀術

    刀剣の刃を鞘内で走らせ、抜き放つことによって剣速を2倍、3倍に加速させる技術。
    相手に攻撃の間を与えずに斬り伏せる、一撃必殺の大技。
  • ひてんみつるぎりゅう

    飛天御剣流

    一対多数の斬り合いを得意とする神速の殺人剣。人斬り抜刀斎が振るう剣術流派。
  • ひときりばっとうさい

    人斬り抜刀斎

    圧倒的強さで幕末の動乱期に暗躍した、伝説の剣客の呼び名。
  • ひょうきのじゅつ

    憑鬼の術

    心の一方の影技。自分自身に強力な暗示をかけ、潜在するすべての力を発揮する技。
  • めいじいしん

    明治維新

    江戸時代から明治時代への政治的革命のこと。武家社会は終わりを告げ、武士は様々な特権を手放すこととなった。
  • もくほう

    木砲

    幕末まで使用されていた簡易大砲。樫の木の砲身から撃ち出される粘土玉の威力は、至近距離なら普通の大砲にもひけをとらない。
  • りゅうそうせん

    龍巣閃

    飛天御剣流の技のひとつ。全身の急所を高速・連続で斬りつける。
  • りゅうついせん

    龍槌閃

    飛天御剣流の技のひとつ。空中に高く飛び上がり、落下重力を利用して相手の頭上から一気に刀を振り下ろす。
  • るろうに

    流浪人

    緋村剣心が自らを表した言葉。流浪人(るろうにん)。あてもなく放浪する人。